講演・ワークショップ

2012年2月札幌市立西岡北中学校にて総合学習として「音楽の仕事」をテーマにした講演をしました。

ネットで調べれば音楽の仕事にはどんなものがあるのかすぐに分かると思いますので私は、自分の体験談や音楽関係の仕事をしている方々と接し自分なりに考えている事を70分間述べました。

講演を聞くのは退屈ですよね。。。聞いてくれる生徒はどのくらいいるのだろうと初めは不安に思っていましたが音楽に興味を持っている生徒とても多く殆どの生徒が顔を向けて聞いてくれました。

今は音楽だけの仕事に就く事が出来る人は少ないのが現状だと思います。音楽業界も大きな転換期を迎え新たな道も依然として暗中模索の状態です。

「エンジニア」「演奏家」「プロデューサー」「演出家」「作詞・作曲家」「アレンジャー」「楽器修理屋」「音楽出版」など私の身近な方々の例を挙げてお話しました。音楽の仕事に就くために東京に行って新聞奨学生として2年間学び、精神的肉体的な苦難を乗り越えた、私のピアノの生徒さんからのメッセージも伝えました。私が生徒たちに一番伝えたかったこと。

それは。

「仕事は与えられるものではなく自分で作るもの」だという事です。

どの職業でも同じとは思いますが自由業であるならば尚更のこと、積極的な姿勢は必要不可欠です。演奏技術だけではなく、時には営業力も必要です。そして人との信頼関係も大事です。

講演が終わって生徒の皆さんから嬉しい感想文が沢山届きました。今でも大切に持っていますよ。翌年に卒業した生徒がOZスタジオに報告に立ち寄ってくれた時は本当に嬉しかった!

社会に羽ばたく子供たちを私もいつも応援しています!!

音楽でコミュニケーション・ワークショップ

2014年札幌大学にて
「音楽でコミュニケーション」をテーマにした
ワークショップを行いました。
私は以前、
即興劇でキーボードを担当した事があります。
役者さんの動きに合わせて
効果的な音楽を奏でます。


このワークショップでは
即興劇の経験を活かした
プログラムにしました。

音楽コミュニケーション
ワークショッププログラム

円になって参加者が椅子に座っています。

テーマ1「想像」

一人がペットボトルを持ち、
「叩く」「擦る」「つま弾く」などの方法で
音を鳴らします。

一人が鳴らし終わると
次の人に渡し、
次の人は前の人とは違う方法で
鳴らします。

このようにしていると
後半になるほど
方法がなくなってくるので
知恵を絞ります。

「他の人が思い浮かばないような」方法を
生み出します。

テーマ2「人に伝える」

テーブルの上に様々な小物を
沢山おいておきます。
小物は、例えば
キッチンやお掃除用品など。

その小物を使って音を出します。
一人ずつ、
あるイメージをもって、
例えば、「雨」とか「足音」とか。
そのイメージに合う音を出します。

次は私がホワイトボードに書いておいた
キーワードを見せます。

「枯葉」「夏の風」「太陽」
「月」「星」など15項目位書き記します。

一人がこのキーワードの中から
一つを選び
そのイメージに合った音を
作って出します。

聞いている全員は、
それがどのキーワードを
元にした音なのかを当てます。

ここでのテーマは「人に伝える」ですが、
「思う」だけでは人には伝わりません。

いかにして人に分かりやすく伝えるか。
始めは一人で音を出しますが
慣れてきたら2~3人のグループにして
グループごとに一つのキーワードを
元にした音を作り
他のグループの人が
どのキーワードを
表現していたのかを当てます。

テーマ3「協調」

3~6人程度のグループを作ります。

各グループにポエムを渡し、
ポエムの朗読に合わせて
全員で音を奏でます。

15分間位、
話し合いの時間を持ちます。
慣れてきたら即興でも。

ここで重要なのはエンディングです。

グループ全員が「ここで終わりです」
という気持ちになるよう
心をひとつにしなければなりません。
全員の思いがひとつになり

表現を終わる。


その一致した思いが
聞く人にも伝わって
拍手が起こります。

メンバーの音をよく聞いて
自分がどこでどのような音を出したら
より効果的かを考えます。

テーマ4「人に関心を持つ」

最後に各グループの
発表の感想を述べ合う。

他のグループと
自分のグループの違いを言う事で
互いを受け入れ、認め合い

このワークショップの締めくくりとして

私が生徒さんに言いたかったこと。

それは。

「コミュニケーションは
聞くことから始まる」という事です。

これからの時代
人と関わることが益々困難になるでしょう。
本当は難しいことではないんです。

でも、人と関わる時間が
少なくなるにつれて
そのハードルは高くなっていきます。

私が大好きな音楽を用いて
コミュケーションの方法について
深く考える事が出来ましたので

この機会をくださった札幌大学の先生に
あらためて感謝を申し上げます。